仄暗い部屋のデスクの上から書くブログ

暗い部屋が好きな僕の孤独な日記です.

【再来】平成28年熊本地震【金峰山地震】

平成28年4月14日21時26分頃,熊本県熊本地方を震源とした震度7,M6.5の地震が発生.(そういえば,この地震に関する緊急会見で菅官房長官が「震度7強」って発表していて「ん?」ってなった.日本の地震のポテンシャルは凄い.それと,発生直後に安倍首相が取材されてたけど顔が赤かった.完全に酔っぱらってた.まあこれは仕方ない.)

震源の深さは11 kmと浅い.内陸直下型と分析されている.

現時点(15日20時時点)で,9人の死亡が確認されており,少なくとも950人余りがけがをしているとのこと.家屋の倒壊もあり,火災も発生,道路の陥没やライフラインにも影響が出ているとのこと.

 

被害はそれだけでに留まらない.熊本城の天守閣東西にある2つの瓦製のしゃちほこが消えた(こち亀で両津がしゃちほこの窃盗をした記憶が蘇り,不謹慎ながらクスッと笑いました).

余震が続いており,崩壊の危険性も考えて城内に入ることができないため,探せないらしい.

 

さて,今回の地震と似たような地震が過去にも起こっていたらしい.

明治22年7月28日23時45分頃発生した,M6.3の直下型地震金峰山(きんぼうざん)付近が震源のため金峰山地震と称される.震度は不明だが恐らく同程度の大きな地震だったであろうその証拠に,五野保萬(ごのやすま)は、日記で次のように記している。

皆28日の震動には鎮台兵死人負傷人多くあり。周章狼狽硝子石垣より落、身を傷くもあり、丁度大砲の音ぞなしずば、又合戦発せしと驚き誤りて死傷せりとぞ。

(引用:高木誠治 『恐怖におののいた明治22年の大地震』 1995 敷島印刷 熊本市

 

熊本県には北東-南西方向に延びる「布田川(ふたがわ)・日奈久(ひなぐ)断層帯」が存在しおり,この断層を震源とする地震が江戸時代以降も複数回発生しているとのこと.

 

今回の地震発生直後,僕はニュース(テレ朝「報道ステーション」)で現地のリポートの様子を見ていたけど,結構現地の人達が思いのほか笑ってたのを記憶してる.

他の報道番組でも,確かに泣いてるおばあちゃんもいたけど,若者を中心に笑ってた.カメラに向かって携帯電話片手に手を振っているサラリーマンもいた.それを見て俺も笑った.

 

違いは何だろうか.

 

一応,僕は東北出身で東日本大震災を経験している.その頃の自分も合わせて考えてみる.

「非日常感が欲しい」

こういう考えを持つ若者は多いと思う.実際ネットの声,そして自分の心の声を見てるとそう思う.

「大地震来ないかなぁ」←これこれ

 

そう思ってた時に来た大地震

「キタ━(゚∀゚)━!」って

 

 

今,日本に東日本大震災と同程度,若しくはそれ以上の被害を出すほどの大きな災害が発生した直後,笑う人間がどれほどいるだろう.

まあこの場合笑うって言っても色々な形の笑いがあるだろうが,今回は「キタ━(゚∀゚)━!」って方の笑いね.

潜在的日本壊滅希望者.

 

 

今日はこの辺で.